指導医からのメッセージ
― 総合診療医として「考え続け、成長し続ける」ために ―
総合診療は、年齢や原因臓器を限定しない包括的な診療を行う専門領域です。心理・社会的な要因を含めた領域横断的な診療を行うことはもちろん、患者さんの生活・社会的背景を考慮した患者さんにとって最適な医療を提供することを大切にしています。
医学生・研修医の皆さんの中には、「どの診療科に進むべきか迷っている」、「幅広い診療能力を身につけたい」、「将来どんな医師になりたいか、まだ明確ではない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
総合診療内科は、そうした迷いを歓迎する診療科です。
聖マリアンナ医科大学 総合診療内科で学べること
当科では、以下のような力を段階的に身につけることができます。
1. 「診断力」を徹底的に鍛える
総合診療では、未分化な症状を起点に診療が始まります。
当科では、「病歴聴取、身体診察から鑑別診断を論理的に組み立てる思考プロセスと鑑別診断に必要な適切な検査の選択」を重視し、考える力を言語化しながら指導します。
「なぜそう考えたのか」を大切にする教育環境です。
2. 多職種・他科と連携する力
大学病院という環境を活かし、
- 各専門診療科
- 看護師、薬剤師、リハビリテーションスタッフ、栄養士、ソーシャル・ワーカーなどのメディカルスタッフ
- 地域医療機関
との連携を日常的に経験できます。
チーム医療の中での総合診療医の役割を実践的に学ぶことができます。
3. 段階的にステップアップできる研修体制
研修医・専攻医それぞれのレベルに応じて、
- 指導医による丁寧なフィードバック
- 外来および病棟での責任ある診療経験
- 学会発表、論文発表のサポート
を行っています。
「一人にしない」「任せっぱなしにしない」指導を心がけています。
4.出身大学に偏りのない多様性のある環境
- 当講座医局員の出身大学は25大学にのぼり、さまざまな教育背景をもつ医師が集まっています。多様な価値観の中で、フラットで風通しのよい雰囲気のもと、臨床、教育、研究に取り組むことができます。是非、一度、実際の雰囲気を見に来てください♪
総合診療医としてのキャリアの広がり
総合診療内科で培った力は、大学、病院、診療所、訪問診療などさまざまなセッティングで大きな強みになります。また、サブスペシャルティを目指す場合の基盤にもなります。
「幅広く診られる医師になりたい」「将来の選択肢を狭めたくない」
そんな方にとって、総合診療内科は最適なスタート地点です。
最後に 〜 医学生・研修医の皆さんへ 〜
総合診療内科は、悩み、考え、成長していく過程そのものを大切にする診療科です。
私たちは、
- 医師としての土台をしっかり築きたい方
- 患者さんと真摯に向き合いたい方
- 自分の可能性を広げたい方
と一緒に働けることを、心から楽しみにしています。
ぜひ一度、当科の雰囲気を見に来てください。
皆さんの一歩を、私たちは全力でサポートします。
医局長 廣瀬 雅宣 からの一言
総合診療内科は、幅広い疾患や年齢層の患者さんに対応する診療科です。診断が難しい症例から、いわゆる common な疾患まで、その対象は多岐にわたります。他科とも密に連携しながら、患者さんにとって最適な医療を提供できるよう、日々診療に取り組んでいます。
対応する領域が広いため、知識のアップデートは決して容易ではありませんが、その分、自身の努力次第で診療の幅が着実に広がっていきます。周囲から頼られる存在となっていく実感を得られることも多く、日々やりがいを感じながら仕事に取り組むことができます。
当科では、臨床・研究活動に加え、初期研修医・専攻医の教育にも力を入れています。入院患者の診療はもちろん、一般外来研修や夜間急患センターにおける walk-in 症例への対応など、自らが主体となって診療を行う力を実践的に身につけることができます。
また、子育て世代の医師も多く在籍しており、働き方改革の趣旨に沿った柔軟な勤務体制を整えています。状況に応じた勤務時間の調整も可能で、仕事と家庭のバランスを取りながら、自分に合った働き方を実現できます。育児休暇の取得も可能で、互いに支え合いながら診療にあたっています。
当科では、どの診療科や地域においても通用する力を備えた医師の育成を目指しています。
皆さまと一緒に働ける日を心より楽しみにしております。見学のご希望がありましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。




